我がふるさとの田祭り(砺波よたか喧嘩祭り)
6月15日に帰郷した時の砺波よたか喧嘩祭りの風景です。私のふるさと砺波地方では農家の田植えなど農繫期が過ぎた頃、豊年万作・五穀豊穣を祈る田祭りが各地で行われる。その一つが砺波よたか喧嘩祭りである。
各町内で夜高あんどんと呼ばれる山車を毎年1基作成して計14基が街中をお囃子、夜高太鼓や笛などで練り歩きます。
特に勇壮なのは2日目の夜に行われる各町内の山車同士の突合せと言われるぶつかり合いです。ぶつかり押し切った方が勝ちで1つの突合せで3回行います。
過去には、怪我人も出たようですが今は飲酒は禁止、喧嘩もご法度で安全には十分配慮して行われます。とは言うものの100人余りの若衆が法被を着て山車をヨイヤサー!ヨイヤサー!の掛け声に合わせて網を猛スピードで引っ張り走って相手の山車にぶつけます。押しきった方が勝ちで、ぶつかった時の衝撃は凄まじいものです。山車の一部の飾り物はその衝撃で壊れてしまいます。この突合せが各町内の山車同士で何回か行われます。
突合せの場所では、見物人の人ごみで身動きもとれない状態で、一瞬、韓国イテウオン・ハロウィンの転倒事故を思い出し背筋が寒くなりました。
幸い事故もなく突合せが終わったあとは、祭りを締めくくるシャンシャンが執り行われました。初夏の夜を華やかに彩るよたか祭り、皆さんも機会があればぜひご覧ください。