植木屋さんのゴミ問題2

だいぶ前の記事ですが、「植木屋さんのゴミ問題」という記事を掲載させていただきました。その際に都市部と地方で剪定枝の処理方法の違いが関係しているのでは?ということを少し書かせていただきました。

今回はそのあたりを深堀してみたいと思います。

地方での剪定枝の処理方法

私達が主戦場としている長野市では、定枝の民間受け入れ先として神山緑地産業宮澤木材産業の2社がメジャーなところです。神山緑地産業では、剪定枝をチップ化して、ウッドチップや堆肥に加工して販売しています。宮澤木材産業では、同じくチップ化し、販売したりバイオマス発電を行っています。

個人と違って、事業者は剪定枝をゴミステーションに出すわけには行きませんので、このような専門業者に引き取ってもらっています。

都市部での剪定枝の処理方法

都市部では都会のど真ん中で堆肥を生産したり、発電を行ったりすることはできません。つまり、民間の処分事業者が成立しません。成立したとしても中間処理といってチップ化までです。

自治体ごとに処理方法は様々ですが、清掃センターやリサイクルセンター等の公共の焼却施設で処分することが一般的のようです。

なにが違うの?

最終的な処理主体が公共主体であるか、民間主体であるかの違いではありますが、ここで話題に上げている剪定枝は一般廃棄物にあたるということです。

一般廃棄物は基本的に自治体をまたいでの処理ができません。チップ化などの一次処理を行って、有価物となればゴミから資源に化けるので区域をまたいでの運搬が可能ですが、チップ化しただけでは一般廃棄物のままです。コストを掛けて商品化したり、燃料としなければゴミはゴミのままです。したがって、清掃センター等で受け入れて焼却処分せざるを得ないケースが発生します。そして清掃センターで受け入れ可能な廃棄物は一般廃棄物です。

勝手な解釈かもしれませんが、建設会社が仕事で発生させた剪定枝が産業廃棄物にならない理由の一つではないでしょうか。

ちなみに

神山緑地産業も宮澤木材産業も一般廃棄物の剪定枝を受入れてリサイクルを行っていますが、産業廃棄物としての剪定枝も受入れています。処理方法はどちらも同じく、チップ化し、堆肥や燃料としています。