ちょっと気になる花
ほとんどの人が飯綱高原へ行く際は、浅川ループラインを通って、ドライブをしていると思いますが、7月~8月にかけて通行したときに、中曽根の登坂車線が終わったあたりでずっと道路脇の草が1m程刈り取られていて、花の咲いている一部だけが残っていますが、お気づきになりましたか?
きっと花が咲いているから、可愛そうだから残したんだろうか??
そんなにきれいな花ではないのに?なんでだろう?? 疑問に思ったことはありませんか?
違うんです。実は、この花「オオアカバナ」といって青森・福島・新潟・長野に分布しており、長野県では南信・北信の数カ所でしか確認されていない県版レッドリストでは絶滅危惧1A類になっているとっても珍しい植物なのです。
多年草で高さ1~2m、 葉の長さは5~12㎝ 幅は3㎝程度の長楕円形で、縁に鋸歯があり、柱頭が4裂するのが特徴です。7~9月に3㎝程度の紅紫色の多数の花をつけます。また、湿気を好み、法面のブロックに張り付いて咲いています。
似た花に「アカバナ」があります。こちらは高さ20~60㎝程度で花は1㎝未満と小さく、柱頭は棍棒状です。
このように、身近なところにも、希少植物が咲いていることがあります。
ドライブのとき散歩のとき、ふっと目についたとき、紐解いてみませんか?
本当に珍しい植物あるかも!!