樹勢回復のきざし
この春に施工した樹木が7月になり、回復した様子が目に見えて現れてきました。画像のアカマツは、「社長もこれ直るの?」と聞いたくらい、ほとんどの葉が黄色くなり、上部の枝先には葉がありませんでした。
だめでもともと。
伐採してもお金かかるのであれば、菌根治療してみようということになり、N君とIさんで半日、根の周りのリュウノヒゲを抜き取り、発根促進剤の特種炭と菌根菌をいれ施工。
殺菌剤も散布しました。何もしなければ枯れていたと思います。
ただ人は元気になると、薬剤散布だけでも直ったんではないかという質問が奥様から出ましたが、
薬剤散布だけの現場ではここまで青くなりません。
やはり土の環境を変えて、根が健康になったから青くなったのだと
実感できます。
昨年秋に心配していた通明小学校の桐も、見事復活。
根の周囲にコンクリートや砕石ばかりでほとんど根らしいものがなく、
「枯れている枝を剪定したら全部なくなってしまうよー」と嘆いたA君。
力強い葉が下からも萌芽し、後2・3年したらまた学校のシンボルツリーとして
木陰をつくってくれることでしょう。
中庭のケヤキも長野で1番というくらい立派になりました。
自分達が携わった樹木は瀕死の状態から今やっと元気になりかけているのですから、
気を抜かず、出来る限りの努力は惜しまないようにしたいです。