猛毒のカエンタケに触れ

s-IMGP2441先週あづみの国営公園大町地区に野草の調査に行ってきました。
森の中を通る遊歩道を作る前に、希少な野草があるかどうか調べる仕事です。
私にとっては一番好きな仕事なので、立会いの時間もハイゴケをみたり、タマアジサイの花を見たりして有意義に過ごしました。
森の中は笹が多く、この時期野草はほとんど見つけることが出来ませんでしたが、カエンタケを発見。
名前は知っていましたが、あまり普段は見ないので「たくさんあるねー」なんてのんきなことを言って、触ってしまいました。後で調べたら猛毒なので触ってはいけないキノコなんだそうです。作業員さんも注意が必要です。

水が湧いているエリアではオクモミジハグマが咲いていて、そこだけ植生が豊かでした。
アジサイも大町地区は日本海側気候なので、葉の大きい日陰に分布するエゾアジサイでした。
安曇野地区はカエデ類はさすがにたくさんあり、同定が難しく本を持ってこないと確信が持てません。
公園も年々整備され、10年前から携わっている当社次長も感慨深いものがあると思います。

日曜日は図書館で借りてきた本がものすごく面白くて
「あなたの体は9割が細菌」アランコリン著 
この本は昆虫と菌の関係の本を読んでいた後でしたので、やっぱり人間も同じなんだと。

昨年、ピロリ菌を退治するために呑んだ強い抗生物質のあと原因不明の蕁麻疹に悩まされ、
殺菌・抗菌の意味、腸内細菌のバランスがウツ・引きこもり・アトピー・アレルギーと大きく関係しているという事実。私の太りすぎも細菌が関係しているとのこと。
樹木治療時や消毒の考え方、菌との関係を見直す良い本になりそうです。

樹木医

Posted by rinkasa