次の人たちへ伝える

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4月から、ながの緑育協会に週1回出向して半年が経ちました。
管理している公園や植物園のアドバイスをしたり、講師陣を紹介したりと普段の樹木医の仕事とは関係の無い
さまざまな仕事が待っています。
園芸科の学生の頃、フラワーアレンジメントやクリスマスリース、押し花等々、緑を使ったクラフト関係が〇年たっておおいに役立っています。
秋から次々と講習会が始まりますので、若い常勤のスタッフは始めて覚えることが多く、戸惑いながらも見本を作るとそれ以上のものが次までに作ってあったりします。20代は眠っている未知の可能性をたくさん秘めています。

本業の造園関係の技術や情報も、どんどん変わります。
先月行われた樹木医講座の中の堀先生の講座資料には、10年前に教えていただいたことが最近では違っていたなんていうこともありました。剪定バサミで病気が移るよりも、強剪定で傷がつくから剪定後に病気になりやすいなんていう理論。ハサミからは移らない???切り口に皮がのることをカルス形成と呼びますが、損傷被覆材は誤ってカルスによる治癒と呼ばれた。誤って???治癒だと教わった様な気がします。

専務が繰り返して言っています。
「花や野草、病気がわかる後継者を育てなさい」
一人で出来る診断も若い社員に手伝ってもらう。
一人で出来る営業や下見も若い社員に行って貰う。
経費的に無駄な時間も生まれてしまいますがそれでもいいとのこと。
お墨付きをもらって精神的に楽になりました。

画像は今年行った小諸市内のアカマツ治療3ヵ月後です。
入社2年目のN君が撮ってきてくれました。

樹木医

Posted by rinkasa