保存樹診断
毎年弱っている保存樹木を市の担当者の方と、3カ所ずつ診断しています。
1本目の桑は樹齢200年で、14mの高さ。
横には蚕の繭の形をした祠がありました。
御年85歳の持ち主の方は自分が生きているうちになんとか元気にしたいと。
事前に行って、推測はするのですが、
①アメシロが毎年ついて困ること。自分で薬剤散布をしている
②昨年と今年、除草剤ラウンド〇ップの散布をしたこと。1000倍で。
色々お話を聞いているうちに原因がわかりました。
次のお宅も立派なビャクシンで樹高25m。全体をぐるっと見回し、生えている草も観察。
ここの家も多分除草剤を撒いていると推測。ご主人が水で薄めて背負い散布機で撒いていると。
3本目は20ⅿの高さのイチイ。
ここに行くには土砂崩れした狭い山道を歩いていかないとたどり着けないので、
樹勢回復も剪定も大変だと。
自然死を望むか、枯れた枝を取り除いて今後も管理を続けていくのか。
国や、県の指定になる程、補助金が出ないというのもおかしな話です。
持ち主の住民の意向を聞いて
今後の対応を考えたいと思います。
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