樹齢300年のスギの樹勢回復
昨日は坂城町まで、保存樹林の一部のスギを樹勢回復してきました。スギはアーバスキラー菌根菌なので潤いのある豊かな土壌が好きです。
砕石等で深植えだったので、取り除いて本来の根を出して内部の腐った部分を取り出しました。
H君が「スギもいいねー」と、嬉しそうに根っこを撫ででいました。みんな私に似て変態です。
新人君2名と昼休みにお寺の庭と裏山を散策し、明日作業する外来種駆除の話をかねて
目の前にある里山のどれが外来種かガイドしました。
外来種が生えている場所は人が開拓した場所で雑木林の中には生えていません。
「なぜかわかる?」という質問にどうしてなんだろうと。
明確な答えはわかりませんが、日照・裸地・土壌微生物・腐植・菌根とか関係しているのだと思います。
ニワウルシ・ニセアカシア・アレチウリ・ユーパトリウムもなぜか増えていて
もろもろ説明していると、H君が、あれはチャンチンではないかというので
よく見ると、ニワウルシにそっくりな羽状複葉の葉。
私はあまり見たことがなかったので、さっそくスマホで検索。
19歳の新人Aさんも知りたい心に火が付いたようで、葉を持ってきてはH君に聞いていました。
マユミ・コマユミ・オトコヨウゾメ・シモツケ・ダンコウバイ。いくつ覚えられたかわかりませんが
自然から学ぶことはたくさんあるので、関心をもって日々仕事していればいつの間にか覚えていくものです。
帰りに弱ったマツの診断を行い、リフォームもお願いされたので来春に順番で治療していく予定です。