雪が降る前にやる仕事
この時期は、1年で一番忙しくてブログの更新が出来ませんでした。
今年は花の公園のアドバイスに、善光寺御開帳に向けての植栽、リニュアルする茶臼山植物園の植栽。
神社や個人邸の依頼など、球根植えだけで6000球あります。
今日は野沢温泉村中学校の剪定と、校庭のサクラの追肥。
石組みの周りには日陰でも育つ山野草を提案して植えてきました。
ノリウツギのライムライト。ナニワズ・シュンラン・ホトトギス・ヒマラヤユキノシタ・ノコン菊のピンクなど
豪雪にも耐え、丈夫で四季折々に咲く花を植えつけました。
用務員さんに「校内にある樹木に名札をつけたいので教えてください」と頼まれれば、断ることも出来ず、もうダッシュで説明して、3人しかいないので剪定した枝を片付け、植えた花に名札つけ。
途中、春にマツの樹勢回復した2ヶ所から電話が入り、
「夏は元気だったのですが、11月になって茶色い葉が出てきたのですが大丈夫でしょうか?心配なので診に来てください」。お施主さんは「治療したので、ずーと緑のままだと思っていました」と。
昨年まで盛土や極悪な環境下で弱っていたマツが四分の一の根を改良しただけで
2度と病気にかからないなんてことはないし、人間だって高齢者であれば、癌の手術後、肺炎になったりするように「病み上がりの高齢マツは徐々に改善していかないと回復までに時間がかかるのですよ」と説明したつもりなのですが心配で仕方がない方が多いです。
施主さんと一緒に直していく努力をしていかないと
春の治療だけでは限界があると思っています。
またこれだけ造園業が忙しいとなかなか1軒1軒丁寧にフォローしていくことが難しくなるので
自分で消毒出来るように薬剤の種類なども伝えていく必要があると思っています。
そんなこんなで超忙しいけれど、今日の作業のように
見事に校庭のモミジが美しく生まれ変わる姿をみると
造園業は素晴らしい仕事だと、
社員の仕事っぷりにほれぼれしてしまいました。