ゴヨウマツと柿の診断
先週、大きなお寺さんから樹齢150年のゴヨウマツを見て欲しいと電話がありました。
屋根を銅に吹き替え工事をして以来、雨水が根元にたまり今年の9月の長雨ですっかり枯れてきたとのこと。
胴葺きの屋根からの雨水に関係なく、周囲の土壌は低くコケが生えており、樹齢も重ね
複合的に衰弱してきているので、消毒や菌根菌をつかって治療しても難しいと判断しました。
銅屋根からおちた雨水で盆栽が枯れたという事例はよく聞きますので、環境が変えられない限りもっと枯れてくるかもしれません。
ほかにも、アカマツやシダレザクラ・大きなケヤキと、お寺さんは歴史があるだけに、古い木も多く手をかけなくてはいけない症状がたくさん出ており、そちらのほうへ資金を回したらいかがでしょうかと提案してきました。
須坂の大きな柿の木も斜めに傾いて弱ってきていると依頼がありました。下に祠があり、石や伐根した根の塊など柿の周囲が盛り土になりすっかり深植えになっているので、それを取り除き、施肥をしてあげればと提案してきました。依頼してきた方は退職して時間はあるので自分で少し努力してみるとの事。
100%依存では直りませんし、直せません。
中野市のバラ祭りは昨日で終わりましたが、明日は長野大通り花壇を、マツバボタンからウォールフラワーとビオラへ植え替えます。
木曜日はチューリップの球根を篠ノ井中央公園に植えつけます。
しばらく小春日和が続くので助かります。