保育園の庭

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3月の年度末はいろいろ飛び込みの仕事が入ります。
松の診断が一番多いのですが、雪が解けて折れた桜の剪定依頼。事故木の処理の植え替え。
春に向けてのバラと草花植栽など。
中でも一番楽しいのは、入園式前にもう少し木や花を植えてほしいという保育園からの依頼です。
私の育った保育園には芝桜がたくさん園庭に植えてあり、今でもそこでままごと遊びをしたり
花をちぎって匂いを嗅いだりした記憶が鮮明に残っています。

今回依頼のあった保育園は田んぼの水面より低い場所にあるために、水を張るとじくじくと水が湧き、何を植えても育たないと言っていました。
いっそのこと水辺緑化にしてピンクネコヤナギや、ウォーターミントなど水辺が好きな植物を植栽してモコモコする冬毛の肌触りや「ガムの匂いがする」とか、植物に親しんでもらえれば嬉しいです。もちろん根腐れ防止の土壌改良も提案させていただきます。

飛び込みで消毒の依頼も来ますが、消毒は何の虫・病気にかかっているのか最初に診断してそれに合った薬を散布しないと効果がありません。一般の方が見てカイガラムシがひどいという場合は1回の散布では効果が出ないことが多く、原因はほかにあることもあるので、散布だけという対応はしておりません。植栽環境全体を診て診断することが大切だと思っています。

樹木医

Posted by rinkasa