すべては手入れ次第
盆が明けて今年の長野県内は史上4番目の暑さだったそうです。熱帯夜も7日間もあり、こうなると、ハナミズキやヤマボウシ・オトコヨウゾメなどの葉の淵が茶色くなる水切れ現象が出てきます。一度水切れを起こすといくら水を与えても、もう茶色いまま落葉していきます。昨日電話でそんな問い合わせがありましたが、本当は現物の症状を見ないと正しい答えは出せないのです。
ここ数日来年から取りかかる現場のコンセプトや植栽デザインなどを進めてきましたが、昨日で大まかに決まりました。今一番お金がかかるのは人件費です。花や植物は生きていますから枯れることもありますし肥料も必要です。花柄を取り除いたり摘心したり、除草をして初めて美しい景色、風景が出来てきます。
個人の庭も花壇面積をなるべく少なくして、駐車場や舗装にする気持ちは良くわかります。
私もそうですが、トレドのお客様も9割方共働きで、庭に手をかけられない。それでも1本の樹木、少しの草物がフロントガーデンを、住んでいる人の癒し、楽しみになってくだされば幸いです。
飯山道の駅のハンギングバスケットや花壇は、いつ行っても綺麗に手入れされていて気持ちの良い空間が出来ています。昔関わっていた場所が年月が経ち美しく継承されているのはとても嬉しい限りです。
長い年月がかかる責任ある仕事なので、なかなか重い腰があげられなかったのですが、本日より気合を入れて種の発注から取り組み始めたいと思います。