チュウレンジバチの幼虫

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今日は小諸にある施設の菌根菌治療のその後の様子や
庭の消毒をするために何を散布したらよいか
リフォーム作業に入っている当庭師と打合せをしてきました。

暗かった庭は日が入るようになり木漏れ日を受け,下草が生き生きしていました。
マツも長年深植えだったために一部枯れていましたが
治療後の枝は新しく若草色で新芽が出ていました。

薬剤はシラカシにウドンコ病。
サツキツツジにチュウレンジバチを発見。
マツにセキハンハガレがまだ残っているので
このことを踏まえて薬剤の配合を決めます。

茶庭というのは私はよくわからいのですが
あまり花の咲くものは植えないのだそうです。
でも御施主さんは少しは楽しみたいという思いもあり
茶庭に詳しい庭師2人に、蹲のまわりの下草は
何を用意したらいいのか相談しました。
ヒメシャガ・ヒメゼキショウ・・・
実物も使いたいようでしたが、小諸ではセンリョウやマンリョウは越冬しません。
ヤブコウジも怪しいくらいです。
N君は「ギボウシを使うんだったら、山にあるコバギボウシなんかいいかも」
「コバギボウシを山から取ってきてもつくりこまれていないと暴れるよ」
「今年は見れなくていいのでは」
「せっかくなので少しはかっこよく下草も咲いているものを見せたいから株の締まった乙女ギボウシなんかどう?」

高い値段で購入してきた錦シダを見せると
S君がこれは冬期落葉性のイヌワラビですよと。
コケ・シダなどは種類の判別が難しくてなかなか覚えられません。

「いつか俺が先に覚えて追い越しますから」といったセリフが嬉しくて
武者震いしました。
まだ山野草と園芸種・草花の判別は負けませんよー。

樹木医

Posted by rinkasa