幹割れしたカエデ
道の拡張で大きな個人庭を
作り直すことになり、
石組みの上手い3人が連日造成など
手掛けています。
その庭に昔からあった
カエデが幹が裂けて空洞も出来、何とか元気にして欲しいと
施主さんに頼まれ見てきました。
カエデは山の法面など水はけの良い
石のあるような場所を好みます。
また孤立木よりは2・3本一緒に
あるほうが光や風が当たりすぎず
よく育つという事で、
幹も細く太い枝もないことから
根が酸素不足で腐っているのではないか?
なんでこんなに幹が割れているのか?
職人さんに前の庭の様子を聞くと
水がたまっているような環境に植えてあったようです。
昔はすぐ治療というとウレタン充填をして
地上部の外科手術をしましたが、
今はまず新しい根を
出して中から元気になってもらう方法に
変わってきました。
それから補強や見た目の美しさで
ウレタンなどで修復をします。
木が元気になる為には、見えないけれども
土の中の環境が一番大切なのです。
会社にいる先輩樹木医さんと相談して
方法を考えたいと思います。