京都 芦生演習林
3連休は美山町にある京都大学の付属林に行ってきました。
「植物学を学ぶものは一度は見るべし」
という、植生が豊かな原生林という話でしたが
松はマツクイムシ、
ミズナラはカシノナガキクイムシにやられ
下草は鹿に食べられて何も生えていないのです。
数年前はチシマザサで覆われていた
林床が、綺麗に食べつくされ、
群落のあった夏エビネも、シダも、
森の将来を担う樹木の実生もまったくありませんでした。
あるのは天然スギの大木やカツラ
トチノキ・タンナサワフタギ・アオハダなど
鹿が首を伸ばしても届かない丈の
樹木しか残っていないのです。
5千人いる美山町の人口より多いのではないかと
言っていました。
長野県も南の方では
高山植物が食べられていると聞きましたが
実際にここまで何もない山肌を見ていると
志賀高原や菅平など
何が出来るかわかりませんが
ここまでひどくなる前に
良い案を考えたいと思いました。