庭のすばらしさ

2022年12月18日

3連休の土曜日は、地元のSBCラジオに出演して、
庭のすばらしさを武田徹さんと分かち合ってきました。
ステイホームでどこにも行けなくても庭があれば、いろんなことが出来るから楽しいと。
四季折々に、育てる、世話をする喜びがあるから人生が豊かだとも話していました。
ラジオの中で私も少し時間が出来て、庭木や園芸相談にも対応してますと話したら、
さっそく今日会社に電話がありました。
「老い先短いので大切にしている庭木をどうしたらよいものだろうか」
「今無理して伐採しなくても、亡くなってから考えても良いのではないでしょうか」と。
あと20年生きるかもしれないのですから、急ぐ必要はありません。
庭木にはたくさんの思い出があるでしょうから、荷物を処分するのとは重さが違います。
電話の向こうの方は、何だかほっとしたようなふっきれたような明るい返事になっていました。

連休中充電したくて本もいろいろ読みまして、
「庭2020冬号」は樹木医の同期が掲載されているので購入したのですが、
アメリカの刑務所の庭に日本庭園を造った記事は感動しました。
刑務所はコンクリートの壁のみ。その中で一生囲まれて暮らすのでは、
いくら罪を犯したとはいえ、寂しすぎます。
小鳥や魚、植物が感じられる庭を、日本の庭師さんが指導して受刑者と共に作り上げた話。
受刑者は久しぶりに生きている樹木を見て触って、涙ぐんだ人がいたそうです。
受刑者に更生する力を与え、周りの雰囲気を変えてしまう。
庭は本当にすばらしいと思います。

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樹木医

Posted by rinkasa