カシノナガキクイムシの研修会
先週の土曜日、三重県から石黒樹木医さんを講師に迎え
カシノナガキクイムシについての講習会を行いました。
県の林務課に問い合わせたところ、今年は昨年の13倍の被害が出ているとのこと。
特に木曽・飯田南信がひどく、須坂・中野市・長野も出てきているとのことで
参加した樹木医さんも真剣に聞いていました。
講師の樹木医さんは、5年前に誰に頼まれたわけでもないのですが
地元の被害がすごいというので、カシナガを捕獲してメス・オスの割合などを調べ
雨の日も風の日も通って、捕獲数など調査を続けました。
事例が少ないので、試行錯誤して失敗もたくさんしています。
楊枝を刺してみたり、ビニールを巻いてみたり、
まだ東京など大都市には入っていなかったので
独自に模索した話は、現地で経験したからわかる話の奥深さ面白さがありました。
安易に答えを求めない
これが彼から教わった樹木医の心得のような気がします。
今日は2年目の高山村の樹勢回復作業。
少しずつ施工しているので、急には元気になりません。
色々地域の方の声は聞こえてきますが、ぶれないで3年は続けます。