公園管理運営フォーラム参加
1月30日は東京で新しい時代の公園マネジメントという講習会がありました。前日はランドスケープ関係の本を多く出している渋谷のマルモ出版まで。一本木公園のバラ祭りの取り組みや、中野市の街中商店街、高校などのバラの取り組みなど説明に出向きました。前回はバラばかりアップの写真を用意していたので、雑誌のコンセプトから外れていて掲載出来ないと言われ、これからは景観・街づくり、個性がテーマの記事を掲載したいというので再チャレンジ。前日にお休みを取って出向きました。一度道を作ってしまえばあとは太くしていくだけですので何度でも通います。これは私の信念でもありますので引き下がれません。
フォーラムの当日の参加者は行政関係が多く200名。
先進事例の発表の中で、木が大きくなりすぎて暗かった公園にムクドリが集まり、鳴き声や排せつ物の害で苦情が多く、遊具も危ないから・砂場は汚いと誰も来ない公園になっていました。
住民と話し合いをする中で一カ所スケートボードが出来る明るい公園にして、音楽演奏も火の使用もボール遊びも出来るようにしたそうです。ルールももちろん明記して。自由と責任を強く打ち出していました。行政もマインドチェンジしないといけないと担当者。みんなの公園という平等意識を持ちすぎると、どこにでもある無難な公園ばかり出来ていたと。
「会社を運営するように公園を運営していく」という考え方は、今後長野市や他の市町村にも必要な時期に来ていると思います。長野市の公園は 355ha 126ヶ所。今も当社で手掛けているので何ヶ所か新しく駅周辺に完成予定です。緑が健康で、質の良い公園の維持管理は財政的に難しいでしょう。
東京の蘆花公園では世田谷区役所さんが、文化財的な公園の中に民間の保育園を設置して子供たちと花を植えたり、ボランティアさんとの触れないなど、うまく運営費を捻出していました。
長野市からも公園を管理している関係で5社民間の造園やさんが来ていました。当社も南長野運動公園や、東和田運動公園、一本木公園、茶臼山植物園などの多くの公園の年間管理をしています。
今後は公園管理士という資格が必要になるそうですので、若い社員を誘って学んでみようかと。
(東京で咲くネモフィラ・黄花アリッサムと、渋谷でイチョウの剪定をしていたのでパチリ)