ロックガーデンの補植
先週長野市の天然記念物を3本巡回診断してきました。どれも雪深い山の中にあり地域に愛されてきた風格があります。樹種はアオナシ・イチイ・スギですが、長老のお話をお聞きすると、昔はもっと低い場所にあったとか客土を40cmしたとか衰弱の原因がわかってきます。根のない土の上に数年堆肥をたくさん撒いたので、イチイの根には届かず、コンフリーがどんどん増えてしまって、どうしたらよいかという質問でした。
表土を数年前の位置に戻すようにすれば、コンフリーの根も取り除くことが出来ますし栄養も細根のそばで吸収しやすくなる。酸素も供給しやすくなります。
過疎化が進む地域でどう守っていけばよいのか、子供のころからある木なので大切にしたいという気持ちは十分伝わってきました。補助金などもうまく活用して黄色い葉が少しでも青々くなるように、地域の方と計画を進めていきます。
信大工学部さんの入り口も卒業式に合わせて、明るい花を植えてきました。昨年施工したロックガーデンはコニファーも宿根草もだいぶ茂り、信大らしい記念写真の絶好の場所になりそうです。(画像は昨年の春の様子)
昨日は緑育で春に行う雑草の抑制剤の勉強会、会場に入りきらなかったので土間も開放して110名の参加。一般の方対象でしたのでわかりやすくに徹して話を進めていきました。専門家から、安全性はブラックコーヒーと同じくらいという説明に、今のラウンド〇〇〇全面散布ではなく、時期によって、場所によって使い分けるという提案をみなさんにしました。マツの樹の下に散布する時は抑制剤の方がダメージがすくないので。ぜひ正しく使用する方法を知っていただき、除草剤で樹木が弱る・枯れるということはなくなるようにしていきたいです。