初夏の彩と庭の地力

2022年12月18日

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今週末から、一本木公園でバラ祭りが始まります。篠ノ井中央公園も2年目になり仕込んでおいた花苗が咲きだしました。しかしおとといから30℃を超す温度が続き、植えたばかりの苗は悲鳴をあげています。「水水水をくれー」と。

土曜日モミジが枯れてきたので診断依頼に行ってきましたが、アカマツと根が絡んでおり土はカラカラ。マツは乾燥に強いけれどハウチワカエデは肥沃な土地を好みます。根元に堆肥のマルチをすることをお勧めしてきました。
本日診断したヤマボウシも水切れで葉がぐったりしていました。お施主さん曰く「水をあげてもすぐ乾いてしまうのです。どうしたらいいのでしょうか?」新築の庭は土も新しいので砂しか入れてありません。

篠ノ井中央公園も昨年は土つくりに予算をかけ、堆肥を300袋ほどサクラの周りや花壇に入れました。
土さえできてしまえば何を植えても元気に育ちます。

混ぜなくても上からのせるだけで保水性は高まり微生物が増え豊かな土になります。
山野草の周りは腐葉土で、バラやウメなどは力のある堆肥で庭の地力をあげてください。

マツの診断もしながら華やかな花も植え。
両者とも大切なことは健康な生命力なので、暑さにも負けない植物にするために、伝える活動もしていきたいと思います。

樹木医

Posted by rinkasa