水辺の景色を創る
昨年、涌水路を工事するときに
「植栽帯を作るので
丈夫で管理がかからなくて
毎年咲く花でおねがいします」
と依頼がありました。
水辺でしたので、
春は日本サクラソウとクリンソウ
夏はノハナショウブ・秋はキキョウと
移り変わっていくように
配置し、それが今年チラホラと
咲き始めました。
工事で植物を植えると
一種類で、サツキや、ヤマブキに
なってしまうのですが、
数種類の野草の組み合わせで
日本の風情を演出するのは
とても楽しい仕事です。
もちろん苗を常に確保して
置く必要があるので
在来種の種を許可を得て採取し
地元の生産者さんにお願いして
育てています。
長野大通りの商店街も
和風の建物の前は野草で演出したいという
オーナーさんの意見も出てきて
まちづくりの景観も
量から質へと変わりつつあります。