樹木医研修in福井
3連休は福井県にある永平寺を中心としたスギの樹勢回復の研修に参加してきました。
永平寺では平成22年度に強風で40mのスギの巨木が倒れ鐘楼堂を損壊、
これをきっかけに境内のスギの診断と対策を大ががりに行いました。
全国から空師・ツリークライマー(樹木医)たちがあつまり、ドクターウッズ・マイクロハンマー・ピカスで診断書を作成。木槌で手の判断はスギは辺材が厚く、倒れた木は20cm以上あったので外からでは内部の空洞が分からなかったとの事。奥の傾斜地では1本60tのスギを伐採するのに人力で3ヶ月かかったそうです。
担当した同期の女性樹木医さんが現地を説明しながら案内してくださり、夜は映像で勉強会。
そのほかにも、衰弱した国の天然記念物のスギの樹勢回復事例では
参道の踏みつけを桟橋にして直接入れないようにすることや、有機物の投与など、実際によみがえった美しい古木を見ながらこの秋にスギの樹勢回復も頼まれていたので力をいただいてきました。
毎年自主的に秋に勉強会を開いて7年目、ひよっこだった同期のみんなが各地で活躍している姿に、自分も逃げていないでまじめに取り組もうと、永平寺で座禅を組みながら決意して帰ってきました。