菌根菌研修in出雲の3日間
年度末の忙しい中お休みをいただき、松本微生物研究所の猿田部長と
島根県で開かれた白砂青松再生の会10周年大会に参加してきました。
島根県は同期の樹木医槙野さんから、出雲大社を炭と菌根で樹勢回復していると聞いていたので
今回目の前に雄雄しく元気に育つ松を見て、たいへん感動しました。
また福島の海岸で地元の松から育苗して植林している同期のS樹木医さんも
発表し、会場は100人以上も全国から集まりました。
褐斑葉枯れ病がいかにやっかいな病気か。病害図鑑に出ていないため、多くの庭師さんが知らないで強剪定を継続しているなど、島根の樹木医会長さんの発表にありました。
次の日は海岸林に実際にクロマツの植樹、午後は奇跡の1本松の挿し木した苗を、出雲大社への記念植樹。
17期だけで9名、20期の樹木医さんも多くいましたが、菌根菌を使用している樹勢回復はまだ一般的でないため、関東では少数派です。
その中で島根県では海岸林の植樹は炭と菌根菌を使用することと、明記していることに
さすが島根は進んでいると感心しました。(島根県のホームページ)
http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/norin/ringyo/kaiganrin-saisei/
前泊して環境テクノスの来栖さんと、伊藤武樹木医さんほか綾部でいろいろ菌根菌の話が出来て
これも大きな収穫でした。
行き帰り私も運転する予定でしたが、買ったばかりの高級車を壊してもいけないので
猿田さんにお任せで本当に感謝しています。