福島三春の滝桜
連休は毎年続けている樹木医の同期研修が福島県で行われました。
初日は福島県内のS樹木医さんが治療したシダレザクラを見せていただき
どのように樹勢回復したのか説明してもらいました。
次に日本3大桜のひとつ。三春の滝桜。
ここも地元の樹木医の幹事が許可申請してくださり
柵の中まで入れてもらえました。
毎年地元の方が堆肥を作って根の周囲に入れているそうですが
地震以降堆肥を作れなくなり、入れていないとか。
枯枝剪定は5年ごとに行っている。
ほかもろもろの質問がでました。
長野の神代桜と同じで、枝の先にはムネアカアワフキがたくさんついていました。
夜は、あいかわらず街路樹診断の話や、消毒の話
同じ悩みをかかえているので、話がつきません。
京都の親方は、俺たち庭師はいかに自然の風景を写し取るか
なぜ枯山水が京都でうけたのか
五色沼の流れを見ながら、
「あの石の置き方を今つくっている庭で真似しよう」と
そういう目で自然を見ているから、歩くのも時間がかかると。
同期は試験を受けてから10年たつので、
50歳すぎた庭師も多いので
言うことが深くて、共感することが多かったです。
長野もそうですが
福島もツリバナマユミの実やナナカマドの実があまりにも大量についていて
こんな年は大雪になるそうです。
年に1回の同期の研修会。
会津磐梯山も宝の山でしたが
私にとって一生の宝の仲間です。