スギの樹勢回復

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先週芋井地区にある市の天然記念物のスギがある神社へ行ってきました。
先日の地震で、階段の途中にある灯篭の傘が落ちていましたが、重くて元に戻せないそうです。

一番弱っているのは,参道脇のスギで、舗装化して数年盛り土をしていたので周囲が腐り、あたらしい根も出ていませんでした。地区の皆さんと、周囲の土をやわらかくして、根ぐされ防止剤と完熟堆肥他を入れました。
1回にたくさんのお金をかねて行うよりは3年つづけて有機質のマルチを行うようアドバイスし終了。

人間と同じように骨粗しょう症にならないように、しっかりミネラルを与え、微生物豊かな地力のある環境にすること。それだけでスギは枯枝が減ってくると思います。

昨日TVの劇的ビフォーアフターの番組で、樹木医の和田さんがサクラの診断を行っていました。
木槌と差し棒で診断をしていましたが、昔から良く知っている方でしたのですごく嬉しかったです。
サクラの品種の同定をして、樹齢も応えて、大丈夫かどうか応えていました。
リフォームする工事の方が根を踏まないように保護をして、これからどうサクラをいかした庭になるのかそれも興味があります。私だったら・・・・この後サクラを元気にする為に何が出来るだろうかと考えました。

明日から長野の天気予報は毎日雪マークがついています。木曜日はキリの樹勢回復。金曜日はサルスベリ。
みんな地元の思いがたくさんある古い樹木なので、慎重に最善を尽くしたいと思います。

樹木医

Posted by rinkasa