公園のアドバイスという仕事
この秋からある公園の診断や、提案などの仕事を会社で請負いました。
この公園に昔から働いているシルバーさん10人からは、絵に描いた餅・机上の空論だけはやめてほしいといわれました。そんなものを提案されても全く変わらない。一緒に現場に出て内情をよく知った上で提案してほしいと。
確かにその通りでしたので、最初は珍しい品種の桜の診断から始め、試しにおすすめの地元で作っている有機堆肥をマルチしました。
みなさん最初は反対していましたが、実際に撒いてみると反応も良く、重いから・臭いからという理由で使用しなかった堆肥も、見直してみる雰囲気になってきました。
来春桜の花が沢山咲き、幹が回復してくればもっと反応は良くなってくると思います。
その次に芝生の専門家に見てもらい、この公園に適した芝の種類と、野芝の追肥の時期や肥料の種類など教えてもらいました。これは大変ありがたかったです。
昨日は日曜日でしたが、県でも数人しかいない土壌医Sさんと、菌根菌を研究しているK樹木医さんに園内と、土を見てもらいました。ここでも有意義な提案をしていただきました。
Kさん「バラの癌腫病には放線菌入りの資材があればそれを入れるといいよ」
私「福井の研修でも杉に放線菌入りの堆肥を撒いたら古木が若返って元気になってました。立花造園さんで販売している資材(元気君)は、木炭・カニ殻・米ぬか・魚かすなどが入っているものですが、ここで使うとなると、送料がかかるので地元で販売しているものを探すのが一番いいですよね」
Sさん「レタスの根腐れ病にも使われているもので、値段も中身もおすすめのの物があるよ」
そのあと使い方や値段、見本で持って来てもらう約束をし、公園内の土壌分析も特別にしてもらえることになりました。
自分が持っている知識や経験なんてほんの少ししかありません。
その道一筋の専門の方と話をしていると
答えがスーと解決することも多く、本当にありがたく、Kさんは珍しいブドウをたくさん購入し京都に帰って行きました。
これらを実際に公園内で試験してから、提案として3月に提出できるよう
最善を尽くしたいです。