毎度毎度の年度末
先週は大きな保存樹木のケヤキを
品格と風格を保ちつつ剪定させていただきました。
御施主さんは上半分落として欲しいという希望でしたが
補助金の目的は、枝が落ちる危険防止という名目ですので、
強剪定はしたくないし、出来ないのです。
木も大きくなりすぎると、落ち葉の処理や
日照の問題などいろいろとありますが
ここは樹木医が対応している以上、弱らせたり枯らすわけにはいきません。
今週は市の管理しているソメイヨシノが弱っているので
「肥料を与えたほうが良いですよ」とこちらで提案し
社員が施肥をして歩きました。
観光バスや定期バスが、サクラの横に伸びた枝に当たるというので
それも最小限の位置で取り除きました。
それが終わってやれやれと思った目の前で、
イベント用の大きなトラックがバックしてきてサクラの枝に当り
思わず全員で、「ジロリ」と睨みを入れてしまい
運転手さん申し訳なさそうに、頭を下げていました。
公共に植えられた街路樹のソメイヨシノはなかなか管理が行き届かなくて
戦後に植えられた株は、あちこち枯れていて
花芽も先端にしかついていません。
今年初めて肥料を与えたサクラがどこまで
回復してくれるかわかりませんが
元気なサクラの持つ樹皮の色に少しでも戻って欲しいと願います。