個人邸の相談

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葉が落ちて寒くなると毎日のように
診断依頼の電話が入ります。

マツがおかしいので見に来てほしいというのが
一番多いのですが
画像の個人邸はすでに枯れてしまっています。
見た目が本当にひどくならないと
なかなか電話しずらいようです。
冬の伐採をお引き受けしてきました。

昨日行った個人邸では
古い大きなヒイラギの頭の部分が腐りかけ
このまま放置していいのか聞かれましたが
根に原因があると思い
少し掘らせていただきました。
ご主人がかわいそうだからと株元に
たくさん土をかけ
さらに毎日自動的に水がたまるように
装置を作り、過保護の結果
根が腐っていました。
これも応急処置として
根腐れ防止の処置を一緒にしました。

70歳をすぎたご夫妻にとって
庭木は大切な思い出の品
ヒイラギだけでなく
ウンリュウやツバキも弱っていたので
対処の仕方をお伝えし
自分達で管理していく方法を
覚えてもらいました。
この時期、剪定に来た庭師さんは
追肥や土壌改良までは
頼まないと行いませんし
忙しくてすぐ対応できません。
庭を健康に維持していく方法を伝えていくのは
技術と力の無い女性樹木医としての役割かとも
思います。

樹木医

Posted by rinkasa