希少なムラサキセンブリ
毎年10月になると
峰の原近くのゲレンデに
ムラサキセンブリの花が今年も咲いているか
確認に出かけています。
ムラサキセンブリは絶滅危惧種で
2年草ですので
咲いたら枯れてしまいます。
10年以上観察を続けている
山口先生によると年々減っていて
今年は確認した株は50株ほどしかありませんでした。
また丈も低く、来年咲く株はロゼット状態で
芝の剥げた裸地にほんの少し確認できましたが
今年の種はこれで草を刈られてしまうので
実るまでにはいかないだろうと話していました。
「スキー場の経営者が変わって
小さなことまで引継ぎされていないのだろう
新しい経営者にムラサキセンブリの価値がわかるだろうか」と
先生は嘆いていましたが
なんとかしないと消えていってしまう
貴重な野草なので
残していけるようなげかけて
みたいと思います。