ゴヨウマツの診断と治療後のアカマツ

s-IMG_7797[1]s-R0017661日曜日に、おととし菌根で樹勢回復をしたご高齢のお施主様より、ゴヨウマツがおかしいと電話がありました。
盆栽や庭木をとても大事にしている方でしたので、次の日朝一で診断に。
以前は玄関横と庭のアカマツが黄色くなり、3本は樹勢回復しました。
その時にゴヨウマツの枝先に、少しセキハンハガレの症状が出ていましたが、お金もかかることですから、先に重症なマツから樹勢回復をしました。
アカマツ3本はすっかり良くなったのですが、菌根をつけていないゴヨウマツの症状は広がり、消毒や管理の方法をメモしておいてきていたのですが、すぐ忘れてしまい消毒はしなかったようです。

自分で手入れをしているときはもっと元気だったと言われましたが、1週間かけて丁寧に手入れしていたマツを庭師が1日で行うのですから仕方ありません。
退職をした庭木の好きな方は、盆栽のように油粕を施肥をしてしまったり、水をたっぷりかけてかわいがりすぎてしまうのです。社員に聞くと、元気になったので今度から樹形を整えていくそうです。
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きちんと原因と対処の方法をお伝えして4月にゴヨウマツの菌根菌を使った樹勢回復をすることにして、次の診断へ行きました。
3月はコロナ騒ぎで飲食店や宿泊業も大変だと思います。
日曜日はスーパーも行列。
こんなときこそ、平常心で自分が出来ることをきちんとしていきたいと思います。

樹木医

Posted by rinkasa