樹木医実践講座で農大へ
先週の土日は東京農業大学で講習会がありました。今年から樹木医の資格は更新制になり、毎年講座などを受けていないと更新していないことが名簿に記載されるようになりました。当日は嵐のような風が吹き、スギ花粉がでてくしゃみに鼻水がひどく皆さんマスクはしていたのですがとても気をつかいました。
農大の教授陣の講義は本当にすばらしく、目からうろこの映像を何枚も弾丸トークで説明してくださいました。特に矢口行雄先生の内生菌の話と、ヒノキやキョウチクトウなどの樹種ごとの葉や気孔のミクロ映像。気孔が樹種ごとにこんなにも違うものなのか。中学の授業では、気孔は曇りの日に開いて日が出ると閉じると教わったのですが、マツでは違うことがわかりました。
内生菌はほとんどの樹木に潜在していて、弱ると出てくる。葉の上にいる葉面菌と、私たちが今樹勢回復で応用している菌根菌とも違う。病原菌でもない。内生菌もまだ未知の世界でこれから解明されていく分野だそうです。
二日目の内田均教授の植栽管理の話も涙物の熱い講座で、最後の5分に樹木医を設立した堀大才さんの言葉を文面にして私たち樹木医に伝えてくださいました。
折角苦労して取った資格を活かさなくてどうするのですかと。
二日間の内容は、まとめて社内の勉強会などで伝えていきたいと思います。
マツの診断が増えてきました。
おかしいと思われた方は遠慮なくお電話かメールください。
出来る限りお伺いいたします。
026-243-2648
林業笠原造園 樹木医 山本