菌根菌の応用技術
昨日は樹木医の関東圏だけの研修会がありました。
東京でも広がっているカシノナガキクイムシについて
生態や防除など。質問時間もたくさんありました。
1年目よりは2年目、3年目のほうが被害が増えるので
今年は対応に追われそうです。
毎月第3土曜日にレギュラー出演しているSBCラジオで
武田徹さんが、
「大事にしていたシャクナゲが枯れてしまった」と。
「ツツジ科のものは、エリコイド菌がついていて
特殊能力があるので、
木質チップなどを根元に敷くと効果的ですよ」と伝えました。
「ブルーベリーもツツジの仲間ですので、
生産者は畑に木材チップをマルチしています」とも。
菌根菌資材を提案している松本微生物さん
今までは誰にも理解されず、
地道に研究していたのですが、
今年はネギ農家の方を中心に問い合わせが殺到しているそうです。
誰も最初のひとりにはなりません。
成功している人を見て、安心してから使う方が多いのです。
信頼された証なのだと思いますが、
菌根菌と樹木の関係は理解されるまで
もう少し時間がかかりそうです。
この春もマツの樹勢回復やサクラに応用していきます。