初夏の花とガーデン
6月1日からトレドというエクステリアの会社と一緒に仕事を進めていくことになり、否が応でもハーブやバラ・新樹種などの樹木を提案していくことになりました。
今まで造園業界は主に男性主体の価値観・美意識で進めてきていましたが、世の中の半分は女性。女性はいろんな花や野菜、明るい庭木・移りゆくものに心惹かれます。
男性の好む、苔とマツ・燈籠という、不変の美や枯山水とは全く逆の価値観です。
洋風の住宅がここまで増えた中、物置やカーポートなどのフロントガーデンをどう魅せていくのか、担当した当営業社員は本当に大変だと思います。
何しろ種類が多い。山野草の庭と一口に言っても日当たりが好きな野草・日陰・開花時期、管理方法などの知識が必要です。ハーブガーデンがいいといっても料理に使いたいのか香りを楽しみたいのか。もろもろを一から覚えようと思ったら、ノイローゼになってしまいそうですが、上手にその道のプロと手を組んで演出の見本をつくり、あとは自分たちで植栽管理をしてもらうのが一番現実的なのかと思います。
当社には土木・造園業界で20年以上地道に専門職として係わってきたプロがたくさんいます。
プロは「なんでもいい」という仕事には燃えません。ぜひお願いしたいという依頼があってモチベーションがあがり、いい仕事につながります。
私も一本木公園などのボーダーガーデンは3年目にしてやっと思い描いた風景になってきたのかなと思います。
「自分が大切にしているものを簡潔明瞭に言葉にできないようならそれは信念とはいえない」
トムピータース