有楽苑と伊勢神宮 

s-R0019012s-R0019016s-R0019070先週2年に一回の社員研修旅行に行ってきました。名古屋犬山にある国宝有楽苑を見学。N君より蹲や茶道の流派による石組みの違い・水が落ちる位置や波紋など説明があり、みんな真剣に聞いていました。水琴窟の音も聞け、庭には椿が満開。
下草にはホトトギス・シャガが植えてあり白花のイカリソウは咲いていました。
幹部組は茶室で抹茶をたしなんでいたようです。そのあと犬山城に歩いて登り、途中の川面にはソメイヨシノのハナイカダがたくさん流れていました。
次の日二日酔いの寝不足でちょうどよい静かさの中、伊勢神宮へ。多くの人が触るので太いスギのすべすべした肌に感動していました。私は幹の傾きや、根元に生えたサルノコシカケなど衰弱のほうが気になって、2度目というのは新鮮な感動より、落ち着いた観察に意識が行くものだと思いました。
スギの種類も、だいぶ緑色していましたので多分アオスギとか長野の種類とは違うのだと思います。
ちょうど長野の湯福神社さんから相談の電話が入り、今伊勢神宮にいると伝えると、同級生がいるそうで、弱ったスギはどうしたらよいのか聞かれました。電話では答えられないので、まずは地元の戸隠神社の樹齢800年の御神木の樹勢回復と、コブラ支線やドクターウッズの診断など、精いっぱい対応させていただきます。

樹木医

Posted by rinkasa