秋の美しさも夏の手入れ次第
お盆休みが明けて2週間ぶりに野沢温泉スキー博物館の花壇の様子を見に行くと、ウドンコ病に、ニジュウヤホシテントウムシがびっしり。ニコチアナの葉が網目模様になっていました。担当の方に薬剤の種類をブレンドして散布をお願いしてきました。終わった花がらもハサミを買ってもらい、みんなで切り落としていただきました。
午後に行った一本木公園では、メヒシバとエノキグサがたくさん生えていて、抜き取るのに一苦労。今年は特にイネ科のグラスを植えてあるので、草とグラスの区別がつきにくいようです。
それでもお盆を過ぎると日中は32℃もありましたが、朝は20℃まで下がり、秋の空になってきました。植物も夏バテで今一番弱っているときです。ここで一度切り戻したり消毒・追肥をしてもう一度秋に美しい花を咲かせるためには一にも二にも手入れ次第なのです。人の手が入って風を入れた庭・花壇は必ず美しくなります。
お盆休みに何件か診断の依頼があり、ホームページには忙しいと書いてありましたので、依頼も遠慮がちでした。お盆休みの最中でしたが3件回って来ました。この時期のマツの衰弱はマツクイムシの被害も考えられます。弱ってぐったりしたマツはヤニも出にくくなり、被害にあいやすいのです。
お盆休みに読んだ本の中で脳科学の専門家が、「脳の出力性能最大期は56歳で完成し、それ以降は物事の本質をすぐに見抜いたり、判断力が増す」と書いてありました。確かに20代・30代の頃より迷わなくなったし、仕入れの苗や購入する種もすぐ決められるようになってきました。
この指令はおかしいと思ったときに、言い訳ではなく科学的にきちんと説明も出来るようになりました。まだこの年にはなっていませんが、年を取るのも悪くないです。