戸隠神社 スギの樹勢回復
昨日の日曜日、樹木医長野県支部の総会と研修がありました。
以前から戸隠中社の御神木のスギは癌腫病で、
だいぶ衰弱していると思っていましたが
なかなか治療する勇気と、決心がつかなくて保留にしていました。
今回支部長から研修先としてどこかないか相談され、ちょうど良い機会だと思い
思い切って実行に移しました。
樹木医といってもなかなか樹齢800年ほどの大木を担当する機会はないので
みんなで一緒に考えながら意見を交わしあいながら施工しました。
使用する資材や使う道具、盛土した砂の捨て先など、
しっかり準備したつもりでしたが
人数が多いとやはり大変で30名を2班に分けて説明をして
根を掘ってもらったりしました。
ドタバタしていて
参加者の皆さんには細かい部分までなかなか説明が行き届きませんでした。
マスコミ取材は今回はお断りしていたのですが
支部長が呼んでしまい、１０日火曜日６：１５分からNBSのニュースで流れるそうです。
私はマスコミ対応よりも参加者のみなさんへ指示したり、
説明したりしなくてはいけない立場でしたので
冷たい対応になってしまいNBS様すみませんでした。
高齢木が弱って、それを元気にしていく方法は決して特別な方法ではありません。
施工してみればたいした事ではないのですが、実行に移す人が少ないのが現状です。
(画像は施工した個所としていない場所で、木に触れたい人の為に今回は３分の２だけ施工しました）