物思う春
先週姫路の研修から戻ってきてから、
菌と植物の関係が面白く、
野生ランの移植や繁殖のヒントになる話も
聞くことができました。
ほとんどの植物は自然界では
菌と仲良く共生しあい
助け合って生きていて
その菌がなくなった時に
地上部も衰弱する。
菌根菌が一緒にいれば
肥料も水分も菌の縦横無尽に張り巡らされた
ネットワークから吸収できる。
カシナガもマツクイムシも
被害が出る木の根には菌根菌がついていない。
補助金も子供もそうですが
自立して自分で水分や
栄養を確保し、病気から防衛することが
できるようになるのが
一番よい事だと思う。
菌根菌は栄養を過剰に与えたり
過保護にすると
消えてしまうらしい。
菌が好んで根の周りに住み付く環境づくり
樹種によって菌の種類も違うので
みな同じではないけれど
山に育っている環境から学ぶことは
今さらながら大きいと思う。