樹齢2千年のクスノキ
3連休、福岡まで樹木医の研修に行ってきました。
最初は駅前のアクロス福岡という屋上緑化の講習で、各階の側面に76種の植物が成長し
遠くから見るとまるで山が1つそこにあるような印象を受けました。生物多様性につながる企業の100選に
選ばれただけあって、50cmの人工土壌に樹木が大きく育つコツが隠されているようでした。
次に国の天然記念物の樹齢2千年のクスノキの治療現場を見せて頂きました。
エポキシ繊維複合体を使い、普及部や穴の開いた部分などを修復しており
根元に開いた穴からは人が10人入っても余裕な空間が出来ていました。病人も最後は酸素を補充するように、老木は特に根に酸素を要求している。酸素を人工的に与える工法などを伝授して頂きました。
立花山の
クスノキは樹齢300年ほどで
すべてが植樹で、後継世代が育っていないと聞きました。
ナナミノキ・クロキ・ハマクサギ・トベラ・ネコのチチ
バクチノキ・バリバリノキなど長野では見ることのできない
樹木や野草を見てきました。
夜は①陸前高田の被災した樹木の樹勢回復の報告
②中国のアブラマツの植林に、菌根菌の小川真先生と同行した報告
③土壌のアルカリ化対応・・
④農薬の最新情報など・・・
参加した人それぞれが、夜中まで大部屋に映像を写して日頃の報告をし合いました。
近い内にまとめて自分の中で消化し、今後に生かしていきたいです。