高山村シダレザクラの樹勢回復

s-RIMG3648s-IMG_8241[1]s-RIMG3667s-RIMG36724月になり、秋から待っていただいていた樹勢回復作業が始まりました。
初日は樹齢600年の高山村坪井のシダレザクラ。
墓地の移設が2月に終わり根がむき出しでしたので、急いで施肥と菌根菌の接種と危険な枯れ枝の剪定まで。
樹皮についた、コナラやヤブラン、ヤマカシュウ・コクサギ、ツルマサキなどを抜き取り、苔などを丁寧に落としました。新人2名も参加し、土壌改良や先輩方の剪定した切り口を見て感激していました。
切り口にはきちんと防腐処理をして、周りの草やごみも全部綺麗に片づけ本当に美しくなりました。

横道のシダレザクラは初めて行いましたが夏までに墓地がサクラの根元から遠くへ移動してくださるので、その後数年に分けて、根の環境を整える作業をしていこうと考えています。
昨年作業した、赤和観音は3年目の作業を行い、追肥とまだ改良していない外側の土壌改良を行いました。
今回は主に当社の若手社員で行ったので、誰もメモを取ったり質問する人もいなかったので、とてもスムーズに作業が進みました。
また造園家ですので樹勢回復終了後の景色も美しく仕上げてあり、
力強さや風格が増した気がします。

これでこそ造園業が治療する意味があるのだと思いました。
身体も元気になって、別人のように美しく仕上げる。
当社はこんな樹勢回復を目指していきたいです。

樹木医

Posted by rinkasa