公共のサクラ 樹勢回復続く

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寒冷地の造園業は年内には根雪になるので、11月は植栽や樹勢回復ができる追い込み作業になります。個人邸の診断は今は控えているのですが、初夏に依頼のあった公共ののサクラを2件続けて行いました。ソメイヨシノはあまり依頼は来ないのですが、根元からのキノコと、アメシロが異常についたということで診断。今回住民の皆さんも一緒に学びながら行いましょうと呼びかけ、メインは当社で行い、若いサクラの施肥などを皆さんで一緒に汗を流しました。
退職をした男性8名、平均年齢70歳。地区に小さいころからあったサクラなのでなんとしても元気にしたいという思いがこの年代の方がいちばん強いのではないでしょうか?
10時に公民館の女性陣におはぎを作っていただき、手作りの野沢菜も添えてあり、こういう現場は本当にありがたいです。
午後は記念樹が弱ってしまったので、自分たちでも1時間掘ってみたけど、余りの深植と土の硬さに地区の方がギブアップした現場です。
有機肥料とサクラ用の菌根菌を入れ、深植の排水処理の流れをつくり、入らないように仮囲いをして終了。
今日は明日、地元のTVで一本木公園の花壇が放送されるということで、霜の降りた花壇の手入れ。
明日はカエデの樹勢回復。
11月末の天然記念物3本の診断が終わるまで、個人の診断はもうしばらく控えさせていただきます。12月になったら再開いたします。

樹木医

Posted by rinkasa