菌根菌研修会in長野 赤松 シダレザクラ

s-RIMG0226s-R0034953s-RIMG02147日は80歳の小川眞先生・79歳の伊藤先生をお呼びして菌根菌による樹勢回復の講演会を開催しました。小川先生の話はジュラ紀・地球ができたころから菌根菌は共生しているという話から始まり最初はちょっと難しかったです。…画像を使って菌根が炭の中に伸びている姿は印象的でした。病原菌は拒否するけれど、菌根は根が拒否しない。むしろ求めているという話。伊藤先生の話は天橋立の10年における施術方法を具体的にパワポで説明してくださいました。最後に私が次の日行う保福寺の経過報告などをパワポで説明し終了。

次の日は、朝早くから社員が誘導係などのために手伝ってくれ総勢60名という大人数で小川先生・伊藤先生・宗實さんのお話をお聞きしました。樹木医会長が喪中で欠席でしたので、私はほとんど話を聞くことができませんでした。シダレザクラもエアスコップで幹周りを掘ると根がない。60cm砕石を積んでいて、重機をお借りして元の太根を出しました。そこに空気層を作るために石を社員総出で集めてきてもらい、有機肥料などを入れた土で元にもどしあとはタコツボで施肥しました。
残った肥料を表面に撒こうかどうか相談すると、60cm下の根は表面の肥料を求めて上に上がってきて、紫外線や乾燥・雨などの環境に左右されやすい。だからなるべく表面に這う根は避けたいと、助言していただき、状況によっては対応が変わってくることを心得ました。

最後に伊藤先生が
「マツは昔から神が下りてくるのを待っているからマツという。今は直してくれる樹木医を待っているのだから、研鑽を積んで若い人達に頑張ってほしい」と締めくくりました。
前樹木医会長さんから途中で投げ出すんじゃないぞと言われましたが無事終えることができ、安堵しています。

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Posted by rinkasa