診断の心構え

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s-14875434025274月7日・8日と菌根菌研究の第一人者小川眞先生の研修会を全国の樹木医さん対象に松本で企画しました。
2日で定員オーバーになりもう締め切りましたが、断るのに苦労しているのが現状です。
先生も今年で80歳。
5年前に参加した京都の講習会では参加者も少人数で、社内での理解もほとんどない中
慎重に施工を重ねてきました。
その際には京都から同期の栗栖樹木医さんや松本微生物研究所の猿田さんが現場作業に同行してくださり、その後の松の様子も検証してくれました。松本の保福寺もその一つです。

小川先生の講習会で
「弱っている原因を、謙虚に何年も見続けることが大切
施主様にはあきらめてくださいという勇気も大切
知ったかぶりをする人はだめ 断定はできない 
いつも見ているホームドクターならいいけれど正直に言わないとだめ
邪心がある人は診断を間違う。自分に邪念があるか問うと良い
クロマツとアカマツではまったく違う
若いマツと老いたマツも違う シュートが白い 根が硬い
徒長が止まってきている枝の先端を見る
根の先が死んでいるかどうか・・・・。観察力が重要」と

当日は私は世話役なのできちんと話が聞けないかもしれませんので録音して
何度も聞きなおし文章に残して来れなかった人達にも伝えていきたいと思います。
(画像は今施工している松阪市の重要文化財の修復工事です)

樹木医

Posted by rinkasa