樹齢600年のケヤキの剪定
今年はエルニーニョ現象で暖かい日が続き、保存樹木の剪定作業がはかどっています。
とはいえ連日20m以上ある高木の剪定をしているA君はさぞかし寒いだろうと声をかけると
一生懸命切っているから暑いとのこと。
頭が下がります。
樹齢600年のケヤキは、2・3度火事にあい焦げ付いて中は炭化しています。
中の空洞に落ちた枝をススだらけになって、持ち運べる大きさに切り、外へ搬出。
20mの高所作業車を、自由に動かして枯枝も取り除いていく。
まるでステージをみているような、無駄の無い動き。
古木がボロボロでなくて美しく見えるように、裂けた場所はチェーンソーでなめらかに面取りをしていく。
途中で妥協しない。
「この枝も切ったほうがいいかなー」と聞いてくるので
「信頼しているから任せるよ」と私
「たまに裏切るけど」とA君。
どんどん裏切ってください。そのほうが面白いから。
今日も明日も樹齢300年のケヤキを6本剪定しています。
仕事納めは来週の月曜日。
お天気が続くことを願います。