コブラ 樹高30mにて

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先週戸隠中社の御神木樹齢700年の剪定とコブラによる支線作業を行いました。
当日戸隠は雪が解けて凍ってスケート場のようでしたが、アーバンフォレストリーの3名は楽しそうに
あっという間に枝にロープをかけ登ってしまいました。社員に見せようとカメラを用意していましたが30m樹上では人影すら見えません。無線の声が下のスタッフに聞こえるのでなんとなく様子はわかるのですが、「100㎏の枯れ枝がぶら下がってるから危ないのでこれを先に下ろしまーす」と聞こえると枝がロープに縛られて上から降りてくる。
「思った以上に水が上がっていて、元気ですよー」と嬉しいお言葉。二人とも樹木医さんなのでせっかく上に登ったのですからじっくり診断もしていただけました。思った以上に枝が太かったようでコブラを2本にして補強することになりました。もう全部お任せです。コブラも初めて触ったり実物を見ましたが、ナイロン製なので軽くて10年は持つとのこと。
s-支線戸隠先週は熊野古道のあたりも施工していたらしい。去年の春戸隠で樹勢回復研修の時に、「御神木のスギを剪定するときは呼んでください」なんて冗談を言っていたことが、こんなにもすぐ現実になるなんて。
兵庫県から喜んで来てくれた稲葉君、貴重な助言をありがとう。いろんな冷静な人の意見は本当に参考になります。
12月雪国の造園やさんは雪が降る前の仕事に追われます。
新規の剪定依頼は来年以降になりますのでご了承ください。

樹木医

Posted by rinkasa