浅間石のロックガーデン
本日から2日間
長野市内の陶芸教室の中庭を
コマクサなどが育ちやすい庭に
作り替える仕事をしています。
あいにく本日は雨の中、ドロドロになって
石を組み、山野草を移植し、浅間砂利を敷き詰めました。
もともとこの庭にはシダレザクラが咲いていたのですが
モンパ病にかかり、枯れて伐採しました。
そのあとの有効利用で土地を高くして
モンパ病に強い菌根資材を入れ、
コマクサ・シャジン・カラマツソウ・クロユリなどを明日植えます。
陶芸教室なので石組みの下には
素焼きの敷台や、失敗した焼き物など
割って細かくして敷き詰めました。
ヤマシャクヤクの白と赤・イカリソウ・キバナカタクリ
普通のカタクリ、まだ咲いていないものを含めて
100種類ほどの野草が庭のあちこちに
植えてあります。
お施主先生と、木陰が好きな野草
外来の物、日当たりが好きなものにエリア分けをして
それぞれの花が元気に育つような環境に移植しました。
先生は日本原産の野草にこだわっていきたい
とお話されていましたが
「キバナホウチャクソウ・チョウジソウ・青花フウロソウこれらは
日本原産でないんですよ」と先生に伝えると
ショックを受けたようで
北米原産等々ですが、丈夫で増えますので
教室の生徒さんに差し上げたら喜ぶと思いますと伝えました。
美しく見える庭には見えないルールがあるのです。
それは
それぞれの樹、それぞれの花に適した場所があり
原産をそろえる事、
石組みの場合は
標高が高い所に咲く花は上に
低い所に咲くものは下に植える事
庭は大自然の縮小であるから
それを再現すること
明日はそれを意識して庭造りに励みます。