フェロモン誘引剤ニトルアー アメシロ
フェロモン誘引剤「ニトルアーアメシロ」は雄成虫を捕殺することにより、交尾機会を減らし次世代の発生を低減します。 季節になると至るところで大発生して樹木を食い散らす害虫「アメリカシロヒトリ」の雄成虫を特異的に誘引する性フェロモンを利用したフェロモン剤です。
特徴
- 性フェロモンの強力な誘引力を利用
- 専用のトラップ(捕獲器)でオス成虫を大量に捕獲
- 次世代のアメリカシロヒトリ幼虫(毛虫)の発生を抑制
- 捕獲数から被害状況や防除適期を予測(発生予察)
- 自然への影響が少なく環境を保全
- 人体・有害昆虫・魚介類・植物等にはほとんど影響が無い
- 人通りの多い歩道の街路樹や公園・住宅地での使用に最適
こんなところにおすすめ
子供が小さいので消毒ができない・・・
小さなお子さんの家庭や、幼稚園・保育園などアメシロが発生すると、薬剤散布でアメシロを防除することには抵抗がありますね。
でも、ニトルアーアメシロならば消毒を散布することなく、アメシロのオスの成虫(オスの蛾)をトラップで捕まえたり、フェロモンの効果で撹乱することにより、繁殖を抑制できます。
池の魚に消毒がかかったら・・・
池の錦鯉に消毒がかかって大切なニシキゴイにもしものことがあったら大変ですね。ニトルアーアメシロならば、消毒をまくことがないので、池のなかの全ての生き物に安心です。
アメシロは嫌だけどチョウチョウは助けたい・・
春先に、お庭でチョウチョウがひらひらと舞うって素敵ですよね。殺虫剤で消毒すると、ほとんどの幼虫は駆除されてしまい、チョウチョウも例外ではありません。ニトルアーアメシロならば、選択的にアメリカシロヒトリの成虫のオスだけを引き寄せ、トラップで捕殺します。
適用害虫・使用方法・成分
適用病害虫の範囲
作物名 | 使用目的 | 適用病害虫名 | 使用量 | 使用時期 | 使用方法 |
樹木類 | 誘引 | アメリカシロヒロトリ | 直線使用(街路樹など):40m当り1個以上 面使用(公園など):10a当り3個以上 | 成虫発生期から発生後期 | 本剤をトラップ1台当り1個貼付け、地上1~6mの高さに設置する。 |
※誘引剤持続期間 …開封後約90日(3ヶ月)
推奨使用量
- 直線使用(街路樹など):20m当り1個以上
- 面使用(公園など):10a当り3個以上
推奨の設置の高さ
- 地上2~3m
使用上の注意
- 本剤はアメリカシロヒトリの雄成虫を誘引して、本剤と併用するトラップにより雄成虫を捕獲し、次世代のアメリカシロヒトリ幼虫の被害を低減させることを目的としています。
- 本剤はフェロモンを利用したもので、アメリカシロヒトリ雄成虫の誘引を目的としており、直接致死させることを目的としたものではありません。このため本剤使用中に幼虫が大量発生した場合は、薬剤散布・剪定などの有効な防除手段を併用して講じてください。
- アメリカシロヒトリの発生期間はおよそ4月から9月の約6ヶ月間あるので、発生時期に応じて製剤を使用してください。最大の効果を得るためにはアメリカシロヒトリの第1回成虫(越冬世代)の発生前から施用を開始し、発生終了までの全世代に対して誘引捕獲を行ってください。但し本剤の有効期間は常温で約3ヶ月であり、高温・乾燥・多雨・日光照射などの気象条件により誘引効果を示す期間が短縮される場合があるので、適宜新しい製剤を交換してください。
- 本剤は使用する直前に開封し、併用するトラップに貼付し、周辺の樹木などに、地上より1~6mの高さに吊り下げてください。本剤を貼付したトラップの使用量は街路樹などの様な直接的に施用する場合は、40m当り1個以上、公園などの様な面的に施用する場合は10a当り3個以上としてください。
- 本剤は使用する直前まで乾燥した冷暗所(約5℃)に保存してください。
- 本剤の使用にあたっては、使用量、使用時期、使用方法などに注意し、特に初めて使用する場合には、害虫防除所など関係機関の指導を受けてください。
成分・性状
(3Z, 6Z, 9S, 10R)-シス-9、10-エポキシ-3、 6-ヘニコサジエン | 0.58mg/枚 |
(3Z, 6Z, 9S, 10R)-シス-9、10-エポキシ-1、 3、6-ヘニコサトリエン | 0.49mg/枚 |
(9Z, 12Z, 15Z)-9、12-、 15-オクタデカトリエン-1-アール | 4.30mg/枚 |
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