弊社では芝生管理の業務も行っています。実は、サッカー少年に大人気の業務です。先日、年に数回しか行わないという斜め刈り作業を行っていたので取材に行ってきました!!
◆斜め刈り、肥料散布
普段は横と縦方向で芝を刈ります。ですが、同じ方向ばかりだと芝にも癖がついてしまうそうです。(寝癖みたいな感覚)癖がつかないよう年に数回斜め刈りを行い、その後は肥料散布を行います。散布用の機械は除草剤・殺虫剤・殺菌剤など液体であればいろいろな使い方ができるそうです。芝刈りはゆっくり定速で刈るのがコツ!時間をかけ丁寧に作業していました!
◆芝の色の違い
芝の色が明るい部分と暗い部分に分かれて見えませんか?芝刈り機が進むときに芝が倒れ、その往復の仕方で縞を作っていきます。なぜ倒れ方によって見た目が変わるのでしょうか?それは芝の傾きで光の反射や吸収具合が異なり、見た目の明るさが変わるためです。
・見る側の向こう側に倒れている場合は明るく(薄く)
・見る側の手前に倒れている場合は暗く(濃く)
◆芝の修繕作業
除草した箇所・傷んだ部分が小さい場合は、芝の種・洗い砂・土壌改良剤を混ぜたものを散布します。2枚目が拡大図です。稲みたいな形をしているのが種になります。
除草箇所・修繕部分が大きい場合は丸い形にくり抜き、ナーセリーから新しい芝を補充します。丸く切り抜くのは専用器具を使った人力仕事です!シーズン中はたくさんくり抜いては補修していきます!!
◆担当者に質問!普段はどんな業務をしていますか?やりがいはなんですか?
普段の業務は芝刈り、散水、施肥、人力除草を主に行っています。気持ちよく運動してもらいたいので、フラットで怪我をしない仕上りになるのが最優先に考えています。サッカーの試合で勝ち負けがあるように、芝の評価もあるので他に負けないように意識して日々整備しています。芝の状態は日々の作業で仕上りが左右されます。作業して良い結果になったときや選手のみなさん、観客の方に「キレイだね」「すごいね」と言っていただけると嬉しいしやりがいを感じます。
★ちょこっと豆知識★
長野Uスタジアムは寒地型西洋芝 ブルーグラスのみで常緑を維持しています。(※極めて稀だそうです)年々、真夏の酷暑が厳しくなる中でピッチを維持するのは高度な管理技術が必要となります。ちなみに長野のブルーグラスが年間で1番美しい時期は『6月』だそうです!