春に向けて
連日の雪と曇り空で、いつも能天気の私も落ち込んで冬季鬱?のようになる日があります。
そういう時は感情の修復期間を持つようにして、本を読んだりいい映画をみたりします。
このごろはパソコンで好きな映画も見ることが出来るし、本も1日で届くので大雪の中で引きこもって充電します。
昨日は「土と内臓・微生物が作る世界」をもう一度読み直し、24期の樹木医さんの出版した「はじめての英国流園芸テクニック」も読みました。
「土と内臓」は、人間の腸内環境の微生物とガーデニングの土も同じだという事。
なんでも殺菌、抗菌するのではなくバランスが大切。
アドラーの「嫌われる勇気」にも書いてありましたが、10人のうち2人は仲良しで、1人は批判して
残りの7人はどちらでもない。
腸内も善玉菌と悪玉菌・残りは日和見菌といって環境によってどちら側にもなる。
この割合も同じ比率で、土壌にいる菌も同じです。
悪玉菌の代表の大腸菌が悪者かといえばそうでもない。むしろ大切な役割をもっている。
「あなたの体の9割は細菌で出来ている」この本にも同じようなことが書いてありました。
人間の健康に良いとされるキチンキト酸やフラボノイド・ポリフェノール、これらファイトケミカルが
植物にとっても健康を守る防御システムだということ。
公園内に里山の植物だけを山砂に植えても自然再生にはならない。
土壌がまったく死んでいたらそこは、うわべだけの自然再生になってしまう。
野草や自然の植物は忌避物質や菌根菌と共生している関係で、
人間の都合の良いように芽が出ないし、人為的に作ったエリアでは栽培が難しいのかもしれない。
アドラーさんがすべての悩みは対人関係にあると言いていましたが
自分で乗り越えるしかないし、これもすべて心の成長の糧と思い
春に向けて動ける準備をしていきたいです。
画像は一本木公園で咲かせる予定の花の種です。